大阪の山一覧

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    奈良県と大阪府にまたがる金剛山地の主峰。標高1125mの山頂(葛木岳)には、関西では珍しい大社造りの葛木神社が立つ。ただし葛木岳は神域のため立ち入ることはできず、国見城跡、転法輪寺、売店などのある広場を山頂としている。金剛山一帯は金剛生駒紀泉国定公園に指定され、ロープウェイ(当分の間、運休)のある観光の山として人気が高いが、登山コースも数多く整備されている。コースは千早城跡や金剛山ロープウェイのある大阪府千早赤阪村を起点とするものがメインで、ロープウェイを利用すれば家族連れでも楽しめる。一方、奈良県側の登山道はレベルが高く、初心者は立ち入らないほうがいいだろう。なお、金剛山ならではの回数登山だが、すでに1万回を超えた猛者もいるとか。

  • 葛木岳

    標高:1125 m

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    葛木岳(かつらぎたけ)は奈良県御所市に位置する標高1125mの山である。日本二百名山・金剛山は、修験道の開祖・役行者が修行した地であり、山頂に転法輪寺と葛木神社を建立した。葛木岳はこの金剛山の最高地点であるが、葛木神社の神域となっており、登山することはできない。詳細は金剛山を参照。 
https://yamap.com/mountains/118

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    大日岳(だいにちだけ)は、大阪府千早赤坂村と奈良県御所市の境に位置する標高1094mの山である。日本二百名山に選定されており、回数登山も盛んな金剛山の北にあるピークで、かつては無線中継所が設置されていた。北麓の石筆橋から金剛山をめざす「太尾道」のルート上にあり、太尾塞跡・六堂ノ辻を経て大日岳に登頂すると、金剛山は間近である。詳細は金剛山を参照。 https://yamap.com/mountains/118

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    奈良県と大阪府にまたがり、金剛山地のほぼ中央に位置する。大阪府の最高峰(最高地点は金剛山)でもある。この山の魅力はなんといっても山頂一帯にあるヤマツツジの大群落で、例年5月上旬から咲き始め中旬に見頃を迎える(直前に要確認)。山が赤く染まる“一目百万本”を一度は眺めてみたい。山腹には空海ゆかりと伝えられる礎石や石垣などの史跡も残り、春の花から秋のススキ・紅葉、冬の樹氷など1年を通して味わいのある山である。奈良県側、大阪県側から何本もの登山コースが延びるが、奈良県側から北尾根を登って自然研究路経由で山頂に至り、くじらの滝へと下るコースが人気だ。山上部には国民宿舎葛城高原ロッジが立つので、1泊してご来光を眺めるのもおすすめ。

  • 南葛城山

    標高:922 m

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    南葛城山(みなみかつらぎさん)は、大阪府河内長野市と和歌山県橋本市とにまたがる標高922 mの山である。大阪50山のひとつであり、和泉山脈の最高峰である。 非常に登山者が少ない静かな山である。山頂は木製のベンチやイスがある広場であるが、杉林に囲まれ展望は全く望めない。山頂の付近はササ原に杉が林立している。 山頂近くには、葛城修験道の行場である葛城二十八宿・妙法蓮華経安楽行品第十四番経塚「鏡の宿」という祠がある。 主な登山道は、滝畑ダム→岩湧山登山口→千石谷林道→林間歩道分岐→ノゾキ平→南葛城山、紀見峠→ダイヤモンドトレールを西へ→南葛城山分岐→南葛城山、岩湧寺→岩湧山・東峰→南葛城山分岐→南葛城山、蔵王峠→南葛城山などがある。登山者が少ない上、登山道によっては相当険しい部分があったり、迷い易い箇所があるので注意が必要である。

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    大阪府河内長野市にある岩湧山(標高897m)は和泉山脈第二の高峰で、中腹には1300年の歴史をもつ葛城修験道二十八宿十五番・岩湧寺がある。境内は春にはミツバツツジやシャクナゲ、晩夏にはシュウカイドウの花が満開になるので、ぜひ立ち寄りたい。山頂は雄大なカヤト(カヤやススキなどの総称)の草原で、初夏の新緑、秋の波打つ銀穂、冬の雪景色も美しい。ダイヤモンドトレール(ダイトレ)の一角をなす山頂からは、カヤト越しに大阪平野や金剛山、遠く六甲山系や瀬戸大橋まで見渡せる。登山道は数多く、北面の岩湧の森を起点とする多彩な遊歩道からダイトレ上をたどるロングコースまで、目的や体力に応じてさまざまなコースが組める。

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    大阪府と和歌山県との境に長く横たわる和泉葛城山(標高858m)は、和泉山脈の主峰。古くから信仰との関わりが深く、山頂には、大阪府側と和歌山県側のそれぞれに背中合わせに八大竜王社が祀られている。山頂の西側200mほどの所に円形の展望台があり、北に大阪の市街地、西に大阪湾や六甲の山並みと淡路島、南に紀ノ川や高野山など、360度の眺望が楽しめる。山頂北斜面には日本南限のブナの原生林が広がり、「ボードウォーク」と呼ばれる木道が延びている。登山は通年可能だが、新緑の5月と山頂のススキの原が広がる10月、紅葉と黄葉の11月が特におすすめ。登山道は大阪側からのコースが中心で、牛滝山からのコースの登山口には牛滝温泉がある。

  • 神福山

    標高:792 m

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    神福山(じんぷくさん)は金剛山の南西に位置する山で、奈良県五條市と大阪府河内長野市の境にある標高792mの山である。金剛山地の一角をなし、大阪50山と奈良百遊山に指定されている。 この山は、スギやヒノキが生い茂る、円錐形の山体をした典型的な神奈備山である。過去には、天狗峯と呼ばれた事もあり、葛城修験の霊山の一つであった。山頂部は樹林帯であるため、展望は全く利かない。この山頂には笹尾神社の小さい祠があり、南北朝時代に楠木正成が築いたとされる笹尾塞跡も残る。なお、神福山は五條市側の麓に所在する白鳳時代創建で役行者が開基したと伝わる密教霊場、青竜院大澤寺の山号でもある。 山頂には祠が二つ存在し、うち一方は高天佐太雄神社という名の、高天彦神社、高天岸野神社とともにどれも金剛山南麓に鎮座する高天三山を構成する神社の内の一社が鎮座している。高天三山は古代から祀られた山の神を祭祀しているものであり、また高天とは高天原を指すものであった。『神名帳考証』によれば、祭神は素戔嗚尊であるとされているが、現在では神福大金神、龍王神、大久保家祖神の御三体を祭祀している。また、もう一方には、高天神社が鎮座する。その他に、山岳仏教的には、葛城二十八宿第十九番経塚もあり、現在も勤行に励む熊野修験者が時折見られるほか、江戸初期にはこの地に神福山神福寺があったとされている。神福寺については、寺坊退転の関係で南麓の大澤寺に諸尊が移転するなどし廃寺となっている。 金剛山地を屯鶴峯から南下し、紀見峠を経て和泉山脈の岩湧山へ向かう、ダイヤモンドトレール(通称:ダイトレ)は、山頂付近の大阪側斜面を迂回する形をとっている。なお、山頂へ行くためには、『神福山と大沢寺』という大阪府設置の看板の所から脇道にそれる必要がある。

  • 剣尾山

    標高:784 m

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    剣尾山(けんぴさん)は大阪府豊能郡能勢町宿野に位置する、標高784mの山。北摂山系の主要な山であり、関西百名山、大阪50山の一つである。 剣尾山は、大阪府の北西部に所在する山で、北は京都府亀岡市に接する。標高は784mを測り、北摂第一の峻峯である。丹波高地や北摂山系のその他の山と同様に、準平原化した甞ての山脈が侵食されて残った残丘が、再隆起して作り上げられたと考えられる。この山は俗に「ツキガミネ」と呼ばれている。ツキガミネは当山ゆかりの月峯寺によるものと思われる。現月峯寺は、麓の大里村に再興されているが、もとは剣尾山山頂にあったもので、山頂付近には今でも旧寺の礎石や石垣が残り、さらに周辺には石造物等がいたるところに散在し、かつてはこの地の山岳信仰の中心であり、古くから多くの信者を集めていた、往時の隆盛を物語っている。 剣尾山月峯寺は、剣尾山からやや南へ下った尾根上に位置する。剣尾山の頂上は岩盤が露出し、「イワクラ」を想わせる環境である。展望も良好で、北西は丹波の山並みが見渡せ、東は京都市内の山々も部分的に見え、南は大阪湾が遠くに見える。当寺の縁起によれば、聖徳太子の命により日羅上人が開創したといわれ、広域な山上には七堂伽藍の荘厳が奇岩霊木とともに聳え立ち、霊山として近隣に知られてきたといわれる。

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    高岳(たかだけ)は大阪府豊能郡能勢町と、兵庫県川辺郡猪名川町の境界にある、標高720.8mの山。北摂山系の主要な山の一つとして位置づけられる。 高岳は、丹波高地や北摂山系のその他の山と同様に、準平原化した甞ての山脈が侵食されて残った残丘が、再隆起して作り上げられたと考えられる。 高岳はこの地の山岳信仰の一つの中心をなしている。南西中腹には、金剛の滝の下に、猪名川不動尊があり、古くから多くの信者を集めている。