生駒山麓で歴史サイクリング🚴

2022.05.27(金) 日帰り

活動データ

タイム

02:53

距離

24.5km

上り

199m

下り

199m

チェックポイント

DAY 1
合計時間
2 時間 53
休憩時間
0
距離
24.5 km
上り / 下り
199 / 199 m
2 23

活動詳細

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昨夜はしっかりと雨が降って、今日は山道ですってんころりんしそうなので、平地でサイクリング。 生駒山から“くさかコース”で下ってきた辺りの日下(くさか)には気になる史跡があるので、探索してみることに。 平地とは言っても、自転車のギアを入れ替えて、えっ坂ほい坂と一所懸命に漕がないといけない坂もあります。 予想してたより興味深い場所がありました。 生駒山から“くさかコース”で下山して、時間に余裕があれば、この辺りを回ってみるのもいいと思いますよ。 でもグループで行って騒がないでね! 【日下貝塚】 この辺りは日下江(くさかえ)と呼ばれたように、水辺だったはず。 その証に、日下貝塚があります。 名前のとおり、貝殻の他に、縄文土器・石器が出土して縄文時代から生活場所だったことが確認されています。 縄文時代の人骨だけでなく馬の全身骨格も出土。 「屈葬」「抜歯」「環状列墓」と日本史の教科書に出てくる用語がそのままここの遺跡にあてはまります。 貝殻は淡水性の貝であることから、入り込んでいた海が、その頃には淡水の河内湖になっていたと考えられます。 上町台地以外の大阪市や東大阪市のほとんどは水の底だったんですね。 【原始蓮】(大阪府の天然記念物) 「古事記」に「日下江の入江の蓮(はちす)花蓮見の盛り人羨(とも)しきろかも」(引田部赤猪子)と詠まれていることから、約1600年前の5世紀ごろから蓮の花が咲き誇っていたとされています。 花が咲くころにもう一度行ってみたいと思っています。 【旧河澄(かわずみ)家】(見学無料:休館日=月曜日) 河澄家から東大阪市に寄贈され、修復されて保存・管理されています。 古民家が残されていて見学できる所がよくありますが、ここ河澄家ほどくつれげる所はなかなかないでしょう。 江戸時代からの建物ですが、とてもきれいに手入れされていて、今すぐにでも住めそうな感じです。 特に母屋西側の棲鶴楼(せいかくろう)は枯山水庭園を眺めることができる数寄屋風書院造。 今日はだれも訪れる人が居らずとっても静かなうえに、心地よい風が吹き抜けて、お昼寝でもしたい雰囲気でした。 わあ~、上田秋成や石上露子もここを眺めてたのだろうなあとか想像しながら、とおっても豪勢な気持ちでしばし庭を眺めていました。 庭園内の「かやの木」は樹齢約500年と推定されています。 現在残っている蔵は2つですが、元は7つもあったそうです。 ◆上田秋成と河澄家◆ 雨月物語の作者上田秋成が日下に逗留し、河澄家が文化サロンのようになっていたそうです。 ◆石上露子と河澄家◆ 河澄家第19代当主雄次郎の娘ナミが富田林の旧家杉山家に嫁いで誕生した娘が杉山タカ、後の明星派の歌人であるあの石上露子。 つまり、露子の母の実家がこの河澄家ということになり、きっと幾度か訪れていたことでしょう。 無料駐車場があって、さらに1時間160~300円ぽっきりで貸室利用もできるという驚きの施設。 東大阪市、なかなかやるなあ!👏 【大龍禅寺】 黄檗宗の禅寺。 裏山の緑が美しく、きれいに手入れされ、静かで落ち着いた寺です。 ************* 今日は山歩きではなかったけど、とってもいい探索になりました。 ☆☆☆☆☆

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